生花のお手入れは苦手だけど、お花を楽しむ暮らしがしたい!
インテリアとしてお花を楽しみたい!
そんな方々に人気のプリザーブドフラワー。
生花よりもちょっと高価なので、ご自分用に買うというよりも、
プレゼントしたり、プレゼントされたりの方が多いのではないでしょうか?
触れると半生のしっとり感があり、生花と見間違えるほどの美しさなのに
数ヶ月、保存状態によっては数年長持ちするなんて。。。。
本当に不思議ですよね。
先日、プリザーブドフラワーを生産されている数少ない日本メーカー
大地農園様の工場にお邪魔して、その秘密を見学してきました。
今日は、プリザの長持ちの品質の高さの秘密と
私のおすすめしたいプリザ商品ベスト5をご紹介します。
今年の新商品もご案内しますので、
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
プリザーブドフラワーの製造方法
大地農園様では、お花を仕入れた後、温度湿度の管理の行きとどいた施設で、
一番美しい状態になるのをまってから加工作業されるそうです。
咲き始めや咲き終わりではなく、ベストな咲き加減を見極めて製造している
のでどの商品も花の開花状況が美しく出来上がっているんですね。
そして、お花一つ一つ手作業でカットし、まずはケースに丁寧に並べてセット
していきます。
見学時は、ちょうど大輪の美しい菊を一つ一つ丁寧にケースに並べている所でした。
手作業でケースに綺麗にならべられた生花は、
最初に脱水脱色されます。
その後着色され乾燥して仕上げます。
一度脱色して白い花の状態にしてから、着色することで
鮮やかな色合い、微妙なニュアンスカラー、
現実には存在しないカラーの花を安定して作ることができるんですね。
その後も、人の手によって一つ一つ丁寧に選別され梱包されます。
全てが、手作業でとても手間がかかっているので、
生花よりも1つあたりの単価が高価になるんですね。
ただし、その分長時間たのしめるのですから、
コスパはとても良いですよね。
SDGsの取り組みで自然に優しいプリザ製造
大地農園様では、製造過程における環境汚染に配慮したり、
リユースの取り組みを積極的に行っています。
例えば、製造工程での廃液の排水処理や、臭いのクリーン化、廃棄物の堆肥化など
さまざまな対策をされていました。
また、製品のパッケージにも書いてありますが、ローズのプラスチックトレイや
あじさいのパッケージも回収し再利用されています。
お花好きの私としては、製造元が環境に配慮されているのは、とても
嬉しくありがたい取り組みだと感じました。
グリーンのプリザブドフラワーの製造法が面白い
プリザーブドフラワーといえば花ばかりのようですが、実は
同じ技術をつかって、ユーカリ、シダ、杉、イタリアンルスカスなど
様々なグリーンも製造されています。
もちろん、ドライのように乾燥していません。
ちゃんと半生状態で色もきれいに着色されているのが特徴なんです。
ユーカリなどはとっても良い香りが続きます!
お花の場合は、脱水脱色→カラー剤につけ込み着色 ですが、
グリーンの着色方法は2つあります。
①お花と同様に、グリーン全体を液に漬け込んで着色
②茎の先を液につけて液を吸い上げさせて着色
実は商品を見ると着色方法を見分けることができます。
①で着色した場合
茎が葉と同じ色に染まっている
②で着色した場合
葉が緑なのに茎が茶色のままです。茎の先端を見てみてください。
茎の中心がグリーンになっていませんか?
その場合は、茎から液を吸い上げさせて着色したということが分かりますね。
レッスンの際に、ぜひ茎に注目してみてくださいね。
製造方法を考えながら見てみると面白いですよね。
お気に入り・おすすめプリザベスト5
~ 大地農園 EARTH MATTERS編 ~
1. ローズ・ココット
コロンとした丸い花が、とても素敵な優しい雰囲気に仕上げてくれます。
全26色とカラーも豊富です^^
最近のお気に入りで、ついついコロンとした形が好きで、生徒さまにも
おすすめしちゃいます。
2. フレンチマリアンヌ
あじさいなどの小花などで作るリースにとてもおすすめです。
高さが低いので、初心者のかたでも合わせやすいとおもいます。
私のお気に入りカラーは、定番はやっぱりピュアホワイト。いろんなアレンジに登場します。
最近は、ピンクベージュもとってもお気に入りです。
3. ポンポン菊・ミディー
ポンポン菊も、コロンとかわいくて、とても人気です。
和のアレンジには欠かせませんね。和装のボールブーケなども素敵です!
海外では、母の日に贈る国もあります。洋のアレンジにもおすすめですよ。
4. あじさい「ピラミッドアジサイ」&「ロイヤルアジサイ」
やっぱりプリザのアレンジにはかかせないあじさいは外せません!
あじさいにも、「アナベル」「カシワバアジサイ」
「ロイヤルアジサイ」「ゆめアジサイ」などなど。。。。種類もたくさんあります。
その中でも私のお気に入りの2種類紹介しますね。
「ピラミッドアジサイ」は色も豊富で、全22色、グラデーション全9色
あり、必ずといっていいほどアレンジのどこかには取り入れています。
カラーが豊富なので、色と色をつなぐ役割をしてくれます。
「ロイヤルアジサイ」はすこし大きめな花びらのあじさいです。
「ピラミッドアジサイ」だけでは、すこしかわいらしくカジュアルなイメージに
まとまりますが、「ロイヤルアジサイ」を入れることで、エレガントなイメージに
仕上がります。
5.グリーン 「ユーカリ」
ユーカリといっても実はとってもたくさんの種類があります。
色も、グリーンに加え、着色加工したものも。
家のインテリアにカラフルな色はちょっとあわないなぁ。。。でも
グリーンを育てる自信はないし、造花で。。。と考えている方には、
プリザーブドフラワーのグリーンがおすすめです。
とても良い香り、手入れも簡単でとても長持ちします。
種類が豊富なので、何を購入すれば?と迷ったときには、ぜひ
いろんな種類を組み合わせてくださいね。
グリーンはいろいろな種類を組み合わせて、束ねるだけでもとっても素敵です。
まとめ
今日は、プリザーブドフラワーがどうして長持ちするのか?
その製造方法と、おすすめ商品ベスト5をご紹介しました。
プリザーブドフラワーは、ヨーロッパで研究され、
1991年「長寿命な切り花の製造技術」と発表したのが始まりです。
日本には、1993年紹介され伝わりました。
現在日本で取引されているメーカーさんは、フロールエバー、ヴェルディッシモ、
ヴェルモント、アモローサ等多数あります。
他のメーカーも素敵な魅力はたくさんありますが、色が奇抜だったり、
花びらがすぐにバラバラ外れてしまったり、色が手に着いたり、花や、葉がべたつくことも
ありました。これは、製造された国と日本の温度や気候の違いもあるかと思われます。
そのため、日本人好みのやさしいカラーバリエーション、日本で作られている安心感。
気づけば、lecercle(ル・セルクル)のプリザーブドフラワーの在庫の
大半は大地農園様の商品が占めていました。
やさしい色、くすみ系カラーの好きな私は、自然と大地農園様の商品を選んでいたんですねぇ。
今回改めて実感いたしました。
その中でも私のお気に入り、おすすめのプリザーブドフラワー5つを
ご紹介させていただきました。
ぜひ、あなたのお気に入り作品を作るときの参考にしていただけたらうれしいです。
まだまだ紹介したいプリザーブドフラワーもありますが、また次の機会に
ご紹介させていただきます。